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土間コンクリートを平らにするポイントって?特徴や亀裂対策を詳しく解説

玄関や駐車場などに設置される土間コンクリート。耐久性が高くメンテナンスも容易なため、ご自身の敷地内に設置したいとお考えの住宅オーナーも多いでしょう。

土間コンクリートを平らにすることで、コンクリートの劣化現象を防ぎながら、綺麗な見た目を維持することが可能になります。そこで今回は、土間コンクリートのDIYを考えている方や敷地内への設置を検討している住宅オーナーに向けて、土間コンクリートの特徴と平らにするポイントを解説します。

土間コンクリートの特徴と亀裂対策

土間とは、床板などを敷かずに土足で歩けるように作られた場所のことです。土間に敷かれたコンクリートを「土間コンクリート」または「土間打ち」と呼びます。

土間コンクリートには「床板に比べて水はけがよい」「雑草対策になる」「耐用年数が長い」といった特徴があるため、住宅の玄関アプローチや駐車場などに設置されるケースが数多く存在します。

一方で、土間コンクリートには気温や湿度といった環境の影響により亀裂が生じやすいという弱点も。高い気温や日光による「乾燥収縮」や気温の低下に伴う「凍結融解」などは、亀裂の原因となるため注意しなくてはいけません。

参考:コンクリートに亀裂が入ったら?原因と対処法を具体的に解説

屋外に設置する以上、外部の影響を受けることは避けられないでしょう。そこで、作成段階における初期不良の防止が重要なポイントになります。

土間コンクリートを平らにするポイント6選

土間コンクリートを平らにするためには、どのような点に注意すべきでしょうか。土間コンクリートの作成段階における重要なポイントを6つ解説します。

1.コンクリートの厚み

1つ目のポイントがコンクリートの厚みです。コンクリートは圧縮することで高い強度を持ち、1㎟あたり1.8キログラムから2.4キログラムの重量に耐えると考えられています。しかし、使用用途に耐えるだけの厚みがコンクリートにない場合は、亀裂が生じるおそれがあるのです。

例えば、一般的な駐車場の場合は、100mm以上の厚みが必要と考えられています。また、コンクリートの下にある砕石層の厚みも基本的にコンクリートと同じ厚みにしなくてはいけません。そのため、コンクリートの厚みが100mmであれば砕石層の厚みも100mm必要となります。

しかし、コンクリートの適切な厚みは施工の場所や使用用途によって異なるため、慣れていない方にとって判断がむずかしいかもしれません。判断に迷うことがあれば専門業者に相談することをおすすめします。

2.砕石敷きと転圧作業

土間コンクリートを平らにするためには、砂や細かい石などを敷き詰める「砕石敷き」と転圧作業が重要です。転圧とは、ローラーやランマーといった転圧機を用いて砂や砂利を押し固める作業を指します。

転圧では、圧力をかけて土の中の空気を押し出すことで、土や砂をしっかりと密着させて強固な地盤を作ります。転圧を行わなかったり作業が不十分だったりすると、地盤沈下を引き起こす可能性があるため、忘れずに実施しなくてはいけません。

3.ワイヤーメッシュ

型枠にワイヤーメッシュを設置する作業も亀裂を防ぐためのポイントです。ワイヤーメッシュとは、格子状に溶接された鉄の棒を指し「メッシュ筋」とも呼ばれます。

コンクリートは圧縮する力には強いものの、引っ張られる力には弱いという性質があります。そこで、ワイヤーメッシュをコンクリート内部に挿入することでコンクリートの強度を高めて、引張力(ひっぱりりょく)に対する耐性を高めるのです。

4.伸縮目地

伸縮目地の活用もコンクリートの亀裂防止に役立ちます。目地とは、コンクリートを打設した後に入れるスリットのことです。コンクリートを一定の間隔で区切り、そこに目地材を入れることで亀裂を防止します。

伸縮目地は、目地の中でも弾力性を高めた素材でできているため、コンクリートが膨張や伸縮をする際に緩衝材の役目を果たし亀裂を防止してくれるのです。

5.表面仕上げ

表面仕上げとは、コンクリート表面を平らにならし、水が浸入しにくいよう加工する作業を意味します。コンクリート内部への水の浸入は、亀裂の原因や亀裂が広がる原因となるため、表面仕上げも重要な工程です。また、表面仕上げには、外観を綺麗に仕上げる効果もあるため、土間コンクリートの用途に応じた方法を選択するのがよいでしょう。

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表面仕上げは、型枠を使用せずに行うため、仕上げの内容によって品質に差が生じます。ご自身でも取り組むことは可能ですが、適切なコテの大きさや材質、力の入れ加減を熟知している専門業者に任せる方が綺麗に仕上がるでしょう。

表面仕上げの種類と仕上がりの特徴がこちらです。

仕上げの種類 特徴
金鏝仕上げ(かなごてしあげ) コンクリート表面を鏝(こて)で平らに仕上げる手法。

コンクリート表面がつるっとしたなめらかな仕上がりが特徴。主にデザイン性を重視する箇所に使用される

刷毛ひき仕上げ(はけひきしあげ) コンクリート表面に刷毛を使って筋模様をつける手法。

コンクリート表面がザラザラした状態になるため、雨の日も滑りにくい。主に道路に使用される

洗い出し仕上げ(あらいだししあげ) セメントモルタルと砕石などを練り合わせて土間に塗りつける手法。

砂利の凹凸があるため、刷毛ひき仕上げよりも滑りにくい。

主に玄関内や玄関アプローチに使用される

6.養生

打設したばかりのコンクリートは、多くの水分を含んでいます。コンクリートは水とセメントの化学反応によって固まる仕組みになっているため、化学反応を促す工程も大切です。

養生とは、コンクリートがきちんと固まるまで、シートやマスキングテープなどを使用して保護することを指します。万が一コンクリートが固まる前に、重たいものを落としたり乗用車などを載せてしまったりすると、亀裂の原因になりますのでご注意ください。

土間コンクリートを平らにする作業は専門業者へ依頼がおすすめ

ここまで、土間コンクリートを平らにするポイントを解説してきましたが、初期不良による亀裂を防止して平らな土間コンクリートを設置したい場合は、専門業者へ依頼することをおすすめします。

なぜなら、土間コンクリートの原料となる生コンクリートを用意するためには、良質な生コンクリートを供給してくれる業者を探す必要があり、多大な時間と手間が発生するからです。

ご自身で生コンクリートを配合する方法もありますが、専門業者のように仕上げるのは簡単な作業ではありません。良質な生コンクリートを入手できたとしても、今度はコンクリートを均一に行き渡らせるという専門技術を要する作業が残っています。したがって、確実に平らな土間コンクリートを設置したい場合は、専門業者を頼るのがよいでしょう。

土間コンクリートを平らにしたいときは株式会社LIFIXへご連絡を

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